ファーストキスのプロデュース 〜昔フラれた幼なじみを最高の彼氏に育てる方法〜
「な、なによそれ……! アンタ、そんなバカみたいな理由で……!?」

「ああ、大馬鹿野郎だ。ずっと後悔してた。転校先で肩を壊して、日陰に引きこもって……戻ってきた時、あんなに綺麗になったお前を見て、合わせる顔がなかった。でも、お前は俺の手を引いてくれた。……俺も、ずっと夏凜だけだったんだよ」


海斗の大きな手が、夏凜の濡れた両頬をそっと包み込んだ。

瞳に湛えられた、偽りのない熱い想い。

数年越しのすれ違いの糸が、温かな夜風の中で音を立てて解けていく。

夏凜は海斗の首筋にきゅっと腕を絡め直し、その胸へと再び顔を埋めた。

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