ファーストキスのプロデュース 〜昔フラれた幼なじみを最高の彼氏に育てる方法〜
「賑やかだね、皆さん」

涼やかで気品に満ちた声が通りを抜け、生徒たちが自然と左右に道をあけた。

歩み寄ってきたのは、生徒会長・東堂貴志だった。

東堂は夏凜と海斗の前で立ち止まると、夏凜の頭をポンと軽く撫で、それから海斗の瞳を真っ向から見据えた。

その端正な顔立ちに浮かんでいたのは、嫉妬や未練など微塵も感じさせない、どこまでも晴れやかな笑みだった。


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