ファーストキスのプロデュース 〜昔フラれた幼なじみを最高の彼氏に育てる方法〜
「あと、週末の大会、見に来るんだろ。……あんまデカい声で応援すんなよ、目立つから」

「何それ、照れてんの? ウチが特大の声で『海斗ー! 頑張れー!』って叫んであげようと思ったのに」

「マジでやめろ。集中切れる」

「ふふっ、冗談だよ。……でも、絶対一番取ってよね。ウチの自慢の幼なじみなんだから」

並んで歩く間隔は、拳ひとつ分。 ふとした拍子に手の甲が触れ合うと、海斗が素知らぬ顔で指先を絡めてきた。 大きな、温かい掌。 離れても、迷っても、最後には必ずここへと還ってくる、世界で一番大好きな手。

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