ファーストキスのプロデュース 〜昔フラれた幼なじみを最高の彼氏に育てる方法〜
まず誰もが息を呑んだのは、その磨き抜かれたスタイルだった。


昨日まで不格好に着崩されていたはずのブレザーは脱ぎ払われ、仕立てのいい純白のシャツ姿。第一ボタンと第二ボタンが開け放たれた首元からは、中学生とは思えないほど逞しく伸びた首筋と、鎖骨のくぼみが覗いている。


細身のストライプタイは指二本分だけ低く結ばれ、絶妙な立体感のある結び目を描いていた。


さらに、肘下五センチの位置まで几帳面に二つ折りされた袖口。


露出した前腕は日焼けした浅黒い肌に包まれ、競泳のスプリンターとして限界まで鍛え上げられた力強い筋と血管が、男らしい色気を惜しげもなく放っている。


スラックスはたるみの一切ないジャスト丈で、歩くたびに引き締まった長い脚のラインを際立たせていた。



だが、生徒たちを最も激しく動揺させたのは、その顔立ちだった。


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