ファーストキスのプロデュース 〜昔フラれた幼なじみを最高の彼氏に育てる方法〜
(見たことか! ウチの目に狂いはなかったわ!)


柱の陰に隠れ、夏凜は誰にも見られないように小さく両拳を突き上げた。


よしっ、と声にならない歓喜のガッツポーズを繰り出す。


自分のプロデュース理論が、完璧に正しかったことの証明。


日陰の底に埋もれていた原石が、たった一晩のスタイリングで学園中の視線を奪い去る本物のダイヤモンドへと化けた瞬間だった。


プロデューサーとしての誇りと自尊心が満たされ、髪の毛の先まで熱くなるような興奮が駆け巡る。


けれど――。
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