ファーストキスのプロデュース 〜昔フラれた幼なじみを最高の彼氏に育てる方法〜
「嘘……あんな人、中等部にいたっけ?」


「ヤバい、めっちゃタイプなんだけど……! 誰か名前知ってる?」


「待って、手首の血管やばくない!? 筋肉のつき方、絶対に何かスポーツやってるよね!」



下駄箱のあちこちから聞こえてくる女子生徒たちの甲高い囁きと、熱を帯びた視線。


昨日まで雑用を押し付けていた男子たちすら、海斗だと認識できずに気圧され、道を譲っている。


その光景を目の当たりにして、夏凜の胸の奥から湧き上がってきたのは、言葉にできないほどの強烈な達成感だった。

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