ファーストキスのプロデュース 〜昔フラれた幼なじみを最高の彼氏に育てる方法〜
「か、彼女だなんてそんな……! ウ、ウチはただのプロデュースというか、こいつの素材を指導してるだけで……!」
「お、俺たち、付き合ってるとかじゃなくて……その、幼なじみで……」
慌てふためいて両手を振り、しどろもどろに否定する二人。
店員は「あら、そうだったんですか? 失礼しました。でも、本当にお似合いですよ」と楽しそうに目を細めて会釈した。
いたたまれなくなった夏凜は、リネンシャツを素早く店員に預けて会計を済ませると、逃げるように店を飛び出した。
初夏の風が吹き抜ける歩道で、二人は並んで立ち尽くした。
視線を合わせることができない。
けれど、さっきまでよりも遥かに濃密な熱を帯びた空気が、二人の間に流れていた。
お互いに赤くなった耳たぶを隠しながら、心臓は、触れ合わなくても伝わってしまいそうなほど激しく高鳴っていた。
「お、俺たち、付き合ってるとかじゃなくて……その、幼なじみで……」
慌てふためいて両手を振り、しどろもどろに否定する二人。
店員は「あら、そうだったんですか? 失礼しました。でも、本当にお似合いですよ」と楽しそうに目を細めて会釈した。
いたたまれなくなった夏凜は、リネンシャツを素早く店員に預けて会計を済ませると、逃げるように店を飛び出した。
初夏の風が吹き抜ける歩道で、二人は並んで立ち尽くした。
視線を合わせることができない。
けれど、さっきまでよりも遥かに濃密な熱を帯びた空気が、二人の間に流れていた。
お互いに赤くなった耳たぶを隠しながら、心臓は、触れ合わなくても伝わってしまいそうなほど激しく高鳴っていた。