ファーストキスのプロデュース 〜昔フラれた幼なじみを最高の彼氏に育てる方法〜
5-4. 夕暮れのクレープ
買い物を終えた紙袋を提げ、二人は駅前の喧騒から離れた河川敷へと足を運んでいた。
傾きかけた夕陽が穏やかな川面を橙色に染め抜き、初夏の心地よい川風が、二人の髪を優しく撫でていく。
土手の芝生に腰を下ろした二人の手元には、駅前の人気ワゴンで買ったばかりの焼き立てのクレープが一つあった。
たっぷりの生クリームと真っ赤ないちご、そしてほろ苦いチョコソースが巻かれた包み紙を、夏凜はおずおずと海斗の目の前に差し出した。
「……はい、半分こ。アンタ、昔から甘いもの好きだったでしょ」
「えっ、いいのか? 夏凜が食べたくて買ったんじゃ……」
「いいの! 今日は付き合ってくれたお礼だし、プロデュースの成果として糖分補給も大事なのよ。ほら、クリームが溶けちゃう前に食べなさい!」
傾きかけた夕陽が穏やかな川面を橙色に染め抜き、初夏の心地よい川風が、二人の髪を優しく撫でていく。
土手の芝生に腰を下ろした二人の手元には、駅前の人気ワゴンで買ったばかりの焼き立てのクレープが一つあった。
たっぷりの生クリームと真っ赤ないちご、そしてほろ苦いチョコソースが巻かれた包み紙を、夏凜はおずおずと海斗の目の前に差し出した。
「……はい、半分こ。アンタ、昔から甘いもの好きだったでしょ」
「えっ、いいのか? 夏凜が食べたくて買ったんじゃ……」
「いいの! 今日は付き合ってくれたお礼だし、プロデュースの成果として糖分補給も大事なのよ。ほら、クリームが溶けちゃう前に食べなさい!」