15歳、純愛。
ひらりひらりと桜が舞う季節。
4月の春風が揺れる中。
お墓の前で私と太陽は両手を合わせて目を閉じた。
光ちゃん、私ね高校生になったよ。
この制服見て、可愛いでしょ?
スカートは紺地に、水色の線が入っていてね。
リボンはネクタイも選べるんだ
あ、もちろん私はリボン派だよ。
光ちゃんにも見せてあげたかったな。
それにね、前髪も少し切ったし
前より綺麗になったでしょ?
身長も1センチだけ伸びたの!
体重は…ふふっ秘密だよ。
あとね、太陽と同じクラスになったの。
すごいよね、奇跡でしょ?
もしかして光ちゃんが私の事が心配で、一緒にしてくれたのかなって思っちゃったよ。
太陽は野球部に入って、私は勉強に集中しようと思うの。
光ちゃんの夢だった“数学の先生”。
私が叶えてみせるんだ。
え?数学で大丈夫なのかって?
大丈夫に決まってるじゃん!だって太陽に教えてもらえるし。
……光ちゃんの叶えられなかった夢、私が絶対に叶えてみせるから。
どうか空から、見守っててほしいな。
じゃあね、また来るからね。