15歳、純愛。
「お前も懲りないな。しつこい女は嫌われるぞ?」
「うっさいなぁ。私が光ちゃんのお嫁にきたら、あんたとも兄弟ってこと?ん~まぁ、それも想定内だから許容範囲。」
「いやいや、俺が拒否。」
本当は光ちゃんと2人きりにさせてほしいのに。
光ちゃんの弟、空井太陽(そらい たいよう)はいつも家にいるからセットでついてくるの。
太陽は私と同級生で、同じ中学に通ってるんだ。
夏に野球部を引退したときはくりくりの坊主だったんだけど、すっかり髪の毛も伸びて今は黒髪の短髪。
155㎝の私の身長をいつのまにか抜かしたと思ったら成長期超えて170㎝。
ちょっと大きくなりすぎてるのが、なんかむかつくところなんだけど。
「んだよ、せっかくゆっくりしようと思ってたのに。冬休み中もお前が毎日うちに来んのかよ。」
ムスっとした顔で、ケーキを食べてる太陽。
こんなにケーキを食べてる姿が似合わない人いる?ってくらいの表情。
「私は光ちゃんに用があるの!あんたに用はございませんよーだ。」
太陽に向かって私はべーっと舌をだし、ケーキを口に運んだ。
これが私たちの日常。
「ほら、2人とも喧嘩しない。」
いつものように、光ちゃんがお父さんのような口調でそう言ってる。
確かに、太陽も成績優秀で理数系が得意なのは知ってるよ。
それでも私は光ちゃんに教えてもらいたいの。
ちなみに私は、ザ・文系女子。全体的に足を引っ張てるのは数学なんだ。