15歳、純愛。

お腹も満たされた私たちは再び歩き始めた。

ふと空を見上げると、カラフルな色でライトアップされている観覧車が目に入って。

「観覧車乗る人~!」

ジェットコースターもあるのだけれど、この満幅の状態で乗ったら気持ち悪くなって吐いてしまうのが目に見えている。



「……俺はいいよ、待ってる。」

太陽が言った。

お、なんだ空気読んでくれてるの?珍しく。

ってことは光ちゃんと2人きりってことだよね。


わぁ……やった!嬉しいな。

「じゃあ行こうか、雪乃」

「うん!太陽行ってきまーす!」

「…おう。」


太陽は、寒いからすぐそこにある小さなカフェで待ってるんだって。

少し浮かれてしまった私は思い出す。

太陽と2人で光ちゃんを助けるために3人でここに来たこと。

それでも光ちゃんと、観覧車で2人きりになれたのがすっごく嬉しくて。


どうせなら楽しんでもいいよね…ちょっとだけ。


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