15歳、純愛。
そんなこと考えながら観覧車に乗り込んで。
私は光ちゃんの向かい…じゃなく隣に座ったの。
「どした、急に静かになって。お腹いっぱいになって眠くなったの?」
「ううん、眠くないよ。…幸せだなって思ってるだけで。」
2人だけの狭い空間になった途端。
2人でいるはずの現実は嬉しいよ。
嬉しいはずなのに…
もしかしたらまた光ちゃんが、突然いなくなってしまうんじゃないかって不安になったりもするんだ。
そんなこと私が思ってはいけないって、わかってはいるけど。
……あの時の悲しみが、脳内に流れてきてしまって。
「雪乃見て、こんなに綺麗なんだね上からの景色。」
少し俯いている私に光ちゃんが話しかけた。
顔を上げて、外の景色を眺めると
キラキラしたイルミネーションが地上いっぱいに広がっていて。
「うわぁ~!綺麗だね~!」
「やっぱり雪乃は笑ってる方がいいよ。」
「……え?」