恋のエンドロールでキスをして【小説版】
「俺、将来、映画監督になりたいんだよね。誰かに夢見させるような、心を奪うような映画を作りたい」
「すごい……」
「すごいって……まだ何にもなってないけどな」
照れたのか怜は柔らかそうな髪を掻き上げながら、床に目を逸らす。
「ちゃんと夢があるのって素敵だよ」
「まぁ……」
「えっと……じゃあ……れ、怜の進路は?」
この一時間ほど、二人きりで話していたが怜と呼んだのはまだ数回で、その度に私はなんだかむず痒い変な気持ちになってしまうが、彼は全く気にしていないみたいだ。
「映画研究部がある高校に絞ってる。花は……って一個下か」
「うん。まだ受験は来年だけど……でも実は私も映画に携わる仕事したくて、脚本家になりたいなって」
「すっげ」
怜が感嘆の声をあげるのをみて、私は慌てて
顔の前で手のひらを振った。
「全然だよ、セリフ回しとか構成プロットも独学だし。まずは小説からって思って書いて小説投稿サイトのコンテスト出してるけど全落ちだし」
「ペンネームは? 今度読むよ」
「えっと……恥ずかしい」
「ここまで言って今更かよ」
「笑わない?」
怜が私を真っ直ぐに見つめると、真面目なトーンで言う。
「花の夢を笑ったりしない」
私は迷ったが、登録している無料投稿サイトのアプリを開くと怜に見せた。
「すごい……」
「すごいって……まだ何にもなってないけどな」
照れたのか怜は柔らかそうな髪を掻き上げながら、床に目を逸らす。
「ちゃんと夢があるのって素敵だよ」
「まぁ……」
「えっと……じゃあ……れ、怜の進路は?」
この一時間ほど、二人きりで話していたが怜と呼んだのはまだ数回で、その度に私はなんだかむず痒い変な気持ちになってしまうが、彼は全く気にしていないみたいだ。
「映画研究部がある高校に絞ってる。花は……って一個下か」
「うん。まだ受験は来年だけど……でも実は私も映画に携わる仕事したくて、脚本家になりたいなって」
「すっげ」
怜が感嘆の声をあげるのをみて、私は慌てて
顔の前で手のひらを振った。
「全然だよ、セリフ回しとか構成プロットも独学だし。まずは小説からって思って書いて小説投稿サイトのコンテスト出してるけど全落ちだし」
「ペンネームは? 今度読むよ」
「えっと……恥ずかしい」
「ここまで言って今更かよ」
「笑わない?」
怜が私を真っ直ぐに見つめると、真面目なトーンで言う。
「花の夢を笑ったりしない」
私は迷ったが、登録している無料投稿サイトのアプリを開くと怜に見せた。