席替えで隣になった君は、あと百日しか生きられない
夕方に吹く、肌寒い風にあたりながら、ベンチに座る。


「今日の補習だるかったわー」

「それな。先生厳しいよね」

「明日はサボろっかな」

「いやいや、赤点取ったらもっとやらされるよ!」

「ひなも補習中、うとうとしてたじゃん」

「図星つかないでよっ!」


長くて、いつまでも続きそうな会話。

途切れなければいいのに。


すると結斗の、携帯がブルブル震えた。

「やべっ、病院行かなきゃ」

「えっ」

「じゃあな」

公園から離れていく、結斗の背中に、

怪しげな空気が描かれているように感じた。

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