呉服王子のギャップがメロすぎです!~料理上手な御曹司に胃袋ごと捕まりました~
優ちゃんがふふっと微笑む。
「素直でいいですね。誠実な方でないと、結衣のお相手として認められません」
「ゆ、優ちゃんっ」
さっきから柊真さんに対して失礼すぎる。相手がだれでも物怖じしない彼女は好きだけど、さすがにいきすぎだ。慌てて止めようとした私をよそに、彼女は挑むような目を柊真さんに向けている。柊真さんは優ちゃんから視線を逸らすことなく、左手を胸に当てた。
「この〝花桐紋〟に誓って、結衣さんに対して誠実であると約束します」
軽く腰を折った柊真さんは、まるでおとぎ話の騎士が忠誠を誓っているようだ。和装だというのにとても様になっていて、思わず見惚れてしまう。
優ちゃんは柊真さんをじっと見つめた後、静かに長い息を吐き出した。
「わかりました。信じましょう」
彼女はそう言うと立ち上がった。
「お邪魔虫は退散します。あとはふたりでゆっくり話し合ってください。でも次に結衣を泣かせたら相手が誰でも許しませんから」
「肝に銘じます」
口を挟む余裕などない私に、優ちゃんは「がんばりなね」と言い残し、ヒールの音を鳴らして颯爽と帰っていった。
「素直でいいですね。誠実な方でないと、結衣のお相手として認められません」
「ゆ、優ちゃんっ」
さっきから柊真さんに対して失礼すぎる。相手がだれでも物怖じしない彼女は好きだけど、さすがにいきすぎだ。慌てて止めようとした私をよそに、彼女は挑むような目を柊真さんに向けている。柊真さんは優ちゃんから視線を逸らすことなく、左手を胸に当てた。
「この〝花桐紋〟に誓って、結衣さんに対して誠実であると約束します」
軽く腰を折った柊真さんは、まるでおとぎ話の騎士が忠誠を誓っているようだ。和装だというのにとても様になっていて、思わず見惚れてしまう。
優ちゃんは柊真さんをじっと見つめた後、静かに長い息を吐き出した。
「わかりました。信じましょう」
彼女はそう言うと立ち上がった。
「お邪魔虫は退散します。あとはふたりでゆっくり話し合ってください。でも次に結衣を泣かせたら相手が誰でも許しませんから」
「肝に銘じます」
口を挟む余裕などない私に、優ちゃんは「がんばりなね」と言い残し、ヒールの音を鳴らして颯爽と帰っていった。