呉服王子のギャップがメロすぎです!~料理上手な御曹司に胃袋ごと捕まりました~
柊真さんとふたりきりになった途端、なぜかとても居たたまれなくなる。聞きたいことや言いたいことが色々あるのに、言葉が出てこない。どうしていいかわからず、冷えたカフェラテのカップばかりを見つめてしまう。
「結衣」
おずおずと視線を持ち上げると、優しい表情の彼と目が合った。夕陽に照らされた亜麻色の髪が、黄昏色に染まる麦穂のようにキラキラと輝いている。
西洋人に近い彼の容姿に、羽織袴姿はミスマッチに見えてもおかしくない。けれどまったくそんなことはなく、怖いくらい完璧に似合っている。
息をするのも忘れて見入っていると、彼が困ったように眉を下げた。
「ここは冷える。ひとまずゆっくり話ができる場所へ移動しないか?」
差し出された手のひらに、おずおずと自分の手を乗せると、スマートに立ち上がりをエスコートされる。背中に軽く手を当てられ、カフェを出た。
カフェの前に停めてあった黒塗りの車に乗り込むと、柊真さんは運転手に行き先を告げる。それ以降彼は口を閉じたままだったけれど、つないでいる手を放そうとはしなかった。
「結衣」
おずおずと視線を持ち上げると、優しい表情の彼と目が合った。夕陽に照らされた亜麻色の髪が、黄昏色に染まる麦穂のようにキラキラと輝いている。
西洋人に近い彼の容姿に、羽織袴姿はミスマッチに見えてもおかしくない。けれどまったくそんなことはなく、怖いくらい完璧に似合っている。
息をするのも忘れて見入っていると、彼が困ったように眉を下げた。
「ここは冷える。ひとまずゆっくり話ができる場所へ移動しないか?」
差し出された手のひらに、おずおずと自分の手を乗せると、スマートに立ち上がりをエスコートされる。背中に軽く手を当てられ、カフェを出た。
カフェの前に停めてあった黒塗りの車に乗り込むと、柊真さんは運転手に行き先を告げる。それ以降彼は口を閉じたままだったけれど、つないでいる手を放そうとはしなかった。