ほな、今度こそえっちしよか?
泉さんが俺の背中に手を回した。

……あかん、心臓がうるさい!

「悠、ちょっと落ち着いた?」

「はい!たぶん!」

「たぶんってなんやねん!」

二人で思わず笑ってしもた。

なんや、さっきより気が楽や。

「泉さん」

「ん?」

「俺、今日のこと忘れません」

「まだ夜は終わってへんで?」

……そ、そうやった!

「ほな、時計見んといてな」

「なんでですか?」

「時間ばっかり気にしたら楽しまれへんやろ?」

なるほど。

さすが泉さんや。

俺は時計を裏返した。

「悠、そこまでせんでもええって!」

……また笑われてしもた。

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