三十三歳、イケメン男子にご飯を奢るのが趣味になりました。
蓮SIDE③ 喜んでもらえるように
別の日、以前から食事に誘ってくれる女性と会った。
駅ビルの入口でスマホを見ていると、名前を呼ばれた。顔を上げれば、淡い色のブラウスを着た彼女が歩いてくる。耳元でピアスが揺れていた。
「久しぶり」
「待った?」
「今来た」
手を上げて迎え、近くまで来た顔を見る。前に会ったときより、耳の下が少しすっきりしていた。
「髪、切った?」
「わかる? ちょっとだけなんだけど」
「うん。似合ってる」
彼女の手が耳元へ上がり、口元がほころんだ。こういう変化には、気づいたら言うようにしている。少し切っただけなら、なおさら気づいてもらえると嬉しいらしかった。
「蓮くんも、今日いいね」
「今日だけ?」
「そういう意味じゃないよ」
笑いながら腕を軽く叩かれたので、俺も笑った。
駅ビルの入口でスマホを見ていると、名前を呼ばれた。顔を上げれば、淡い色のブラウスを着た彼女が歩いてくる。耳元でピアスが揺れていた。
「久しぶり」
「待った?」
「今来た」
手を上げて迎え、近くまで来た顔を見る。前に会ったときより、耳の下が少しすっきりしていた。
「髪、切った?」
「わかる? ちょっとだけなんだけど」
「うん。似合ってる」
彼女の手が耳元へ上がり、口元がほころんだ。こういう変化には、気づいたら言うようにしている。少し切っただけなら、なおさら気づいてもらえると嬉しいらしかった。
「蓮くんも、今日いいね」
「今日だけ?」
「そういう意味じゃないよ」
笑いながら腕を軽く叩かれたので、俺も笑った。