ホ別１

2週間に1度のネイルサロンで綺麗に整えられたスクエア型の白のフレンチ。

女の子達のかさかさに荒れて、ピンクラメのマニキュアを塗りたくった汚い手を想像しながら、そっと自分の手を眺める。


うん、やっぱりこのフレンチにして正解だったな

すれ違いざまに睨んでくる女の子を横目でちら、と見ながら思った。



だって今のあたし、

最高に高そうじゃない？



< 2 / 2 >
表紙・目次

ひとこと感想を投票しよう！

あなたはこの作品を・・・

と評価しました。
すべての感想数：0

この作品の感想を3つまで選択できます。

  • 処理中にエラーが発生したためひとこと感想を投票できません。
  • 投票する

この作家の他の作品

月のヒカリ
月のヒカリ
嗄希／著

総文字数/1,373

恋愛(その他)7ページ

表紙を見る 表紙を閉じる
いつも頭の中で想像するの。 もし本当の気持ちを言ったらこの人ならなんて言うのかなって… そうやって勝手に想像することで満足して あたしは本当のことを言わなくなった。 …それってすごく楽な気がしてたんだけど 自分の感情を押し殺すことは思ってたよりずっと難しいことだったのかもしれない。

この作品を見ている人にオススメ

読み込み中…

この作品をシェア

pagetop