恋の花火がきえる時。
プロローグ
プロローグ
春の風が、薄桃色の花びらをさらっていく。
私、岩下理紗は、真新しい制服の袖をぎゅっと握りしめながら、家の前で空を見上げていた。
今日から、中学生。
少し大きなブレザー。
まだ馴染まないローファー。
胸元で揺れる、見慣れないリボン。
鏡の前で何度も確認したはずなのに、出発する直前になって急に不安になってくる。
「理紗ー! 早くしないと遅れるぞ」
門の向こうから、低い声が聞こえた。
「今行く!」
理紗は慌てて鞄を持ち、玄関を飛び出した。
私、岩下理紗は、真新しい制服の袖をぎゅっと握りしめながら、家の前で空を見上げていた。
今日から、中学生。
少し大きなブレザー。
まだ馴染まないローファー。
胸元で揺れる、見慣れないリボン。
鏡の前で何度も確認したはずなのに、出発する直前になって急に不安になってくる。
「理紗ー! 早くしないと遅れるぞ」
門の向こうから、低い声が聞こえた。
「今行く!」
理紗は慌てて鞄を持ち、玄関を飛び出した。
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