恋の花火がきえる時。
第三話
体力測定の日は、朝から校庭がにぎやかだった。
「最初は五十メートル走です!」
先生の声に、理紗は少しだけ緊張した。
「光輝、何組?」
「最後から二番目」
「私は?」
「三組目」
「じゃあ、応援してね!」
「……転ぶなよ」
「転ばないよ!」
理紗は胸を張った。
けれど、順番を待っているあいだ、胸の奥が少しずつ苦しくなっていく。
「最初は五十メートル走です!」
先生の声に、理紗は少しだけ緊張した。
「光輝、何組?」
「最後から二番目」
「私は?」
「三組目」
「じゃあ、応援してね!」
「……転ぶなよ」
「転ばないよ!」
理紗は胸を張った。
けれど、順番を待っているあいだ、胸の奥が少しずつ苦しくなっていく。