恋の花火がきえる時。
そして、自分の席へ戻ろうとする。
「光輝」
「何」
「今日も一緒に帰ろうね」
光輝は少しだけ目を伏せた。
「……ああ」
「約束だよ」
「分かってる」
理紗は満足そうに笑った。
その笑顔を見て、光輝は思う。
理紗が病気でも、いつか自分がいなくなっても。
少なくとも今だけは、理紗の隣にいたい。
理紗に、いつも通り笑っていてほしい。
だから光輝は、何事もなかったように振る舞う。
自分の秘密も。
理紗への恐怖も。
いつか来るかもしれない別れも。
全部、胸の奥にしまい込んで。
「光輝、今日の一時間目って何だっけ?」
「数学」
「えっ、苦手……」
「昨日、予習するって言ってなかったか」
「言ったけど、寝ちゃった」
「馬鹿」
「ひどい!」
教室に、理紗の笑い声が響く。
光輝は窓の外を見た。
春の空は、どこまでも青かった。
この時間が永遠に続けばいい。
そんな願いを、光輝は誰にも言えなかった。
「光輝」
「何」
「今日も一緒に帰ろうね」
光輝は少しだけ目を伏せた。
「……ああ」
「約束だよ」
「分かってる」
理紗は満足そうに笑った。
その笑顔を見て、光輝は思う。
理紗が病気でも、いつか自分がいなくなっても。
少なくとも今だけは、理紗の隣にいたい。
理紗に、いつも通り笑っていてほしい。
だから光輝は、何事もなかったように振る舞う。
自分の秘密も。
理紗への恐怖も。
いつか来るかもしれない別れも。
全部、胸の奥にしまい込んで。
「光輝、今日の一時間目って何だっけ?」
「数学」
「えっ、苦手……」
「昨日、予習するって言ってなかったか」
「言ったけど、寝ちゃった」
「馬鹿」
「ひどい!」
教室に、理紗の笑い声が響く。
光輝は窓の外を見た。
春の空は、どこまでも青かった。
この時間が永遠に続けばいい。
そんな願いを、光輝は誰にも言えなかった。