学校一のおバカ男子は、IQ200の意地悪でした。
「よし、これで終わり……。
奥の棚を確認して閉館にしよう」



ローファーの硬い音を、静かな館内にトツ、トツと小さく響かせながら、私は図書室の最奥、世界史や考古学の専門書が並ぶ薄暗い通路へと足を踏入れた。


ここは普段、一般の生徒はほとんど立ち入らない、忘れられたような場所だ。


何十年も前に刷られた古い紙の匂いと、微かな埃っぽさが混ざり合って、まるでここだけ時間の流れが止まっているかのような独特の空気が満ちている。
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