学校一のおバカ男子は、IQ200の意地悪でした。
遮るもののない、満月の光の下。
端正な彼の顔が、息が触れ合う距離まで近づいてくる。



「1ヶ月も焦らして、不安にさせてごめんね。


……もう、誰にも渡さないから。
俺の恋人になってくれる?」




囁かれた極甘な言葉の直後、私の唇に、柔らかくて、驚くほど熱いものが、吸い付くようにそっと重ねられた。




それは、今まで経験したことのない、とろけるように甘くて、でもどこか独占欲に満ちた、激しくて情熱的な初めてのキスだった。




「もちろん、私も大好きだよ」



柊くんは、もう一度私に唇を重ねる。
何度も何度も角度を変えて、優しく。



「ん……、柊っ……くん」



ただ、大好きな彼に、柊くんに激しく愛されているという絶対的な幸福感だけが、私の身体を、私の魂の隅々までを、満開の秋桜のように鮮やかに満たしていったのだった。
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