学校一のおバカ男子は、IQ200の意地悪でした。
「いいじゃん。紬が真っ赤になって慌ててる顔、世界で俺しか知らないんだから。




それとも、嫌だった?」



「嫌じゃ、ないけど……恥ずかしいの……」





私が彼のパーカーに顔を埋めて小さく呟くと、柊くんの腕にさらにギュッと力がこもる。




「最近さ、紬がよく笑うようになったし、気が抜けた感じもあるよね。


男子の間で噂になってるんだよ?」





「え?どういうこと」







「んー、紬が狙われてるの。



サッカー部と、バスケ部と、あとは剣道部……」





「ちょっと、そんなに!?」






「もっといるけどね。


やっとみんな紬の良さを理解したか」




ど、どういうことなの…?
いくら聞いても、柊くんはちっとも教えてくれない。
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