学校一のおバカ男子は、IQ200の意地悪でした。
なんで、あの如月くんが、私のそんな姿を……?



いつもならお兄ちゃんへのコンプレックスで真っ黒に染まるはずの私の夜が、今夜は如月柊という、あまりにも異質で不条理な少年の存在によって、激しくかき乱されていた。




次の日の朝。
私はいつものように、秒単位で管理された緻密なスケジュール通りに目を覚ました。




乱れのない制服を身に纏い、鏡の前で「完璧な立花紬」の仮面を完璧に装着する。



昨日、図書室で如月くんに見せられたあの姿は、やっぱり私の見間違いか、あるいは何かの幻覚だったに違いない。



そう自分に言い聞かせながら、私は学校へと向かった。
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