学校一のおバカ男子は、IQ200の意地悪でした。
初めて、からかいのニュアンスを含まない、真っ直ぐな声で名前を呼ばれた。



それだけで、私の胸の奥がキュッと締め付けられるように熱くなる。



「好き、というか……こんな風に、お花が綺麗だなんて、今まで思ったこと、なかった。



足元に咲いているお花をゆっくり眺めることなんて、これまでの人生に一瞬もなかったから。



でも、如月くんの写真を見ていると、なんだか……胸が、すごくぎゅってなるの」



堰を切ったように、私の口から本音が溢れ出てしまった。


家族の前でも、学校の友達の前でも、弱みを見せたら破滅すると思って絶対に言えなかった、私の本音。
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