学校一のおバカ男子は、IQ200の意地悪でした。
なんなの、あの人……。学校の外だと、あんなに格好いいなんて、聞いてない!



急に自分の平凡さが恥ずかしくなり、引き返したくなるのを必死に堪えて、私は一歩、彼の方へと歩み寄った。


「おはよう。



ちゃんと来たね、紬。



えらいえらい」



私が近づくと、如月くんは目をふにゃりと緩めて、いつもの緩い笑顔を浮かべた。



「……嘘をついてここまで来るなんて……



お兄ちゃんを騙すなんて、生まれて初めて」



私がスカートの裾をぎゅっと握りしめて俯くと、如月くんはフッと低く笑い、私の頭の上に大きな手のひらをぽんと乗せた。
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