学校一のおバカ男子は、IQ200の意地悪でした。
「待って、今直すから……




大丈夫、すぐに……っ」





頭の中が真っ白になる。



冷たい血が全身から引いていき、呼吸が上手くできなくなる。いくらシステムを操作しようとしても、私の拙い知識では、この複雑な暗号のようなエラーコードを解読することなど到底不可能だった。




お兄ちゃんが見ているのに。
また、私は、失敗してしまうの?



「紬、落ち着いて」



パニックになりかけた私の肩を、お兄ちゃんの大きくて優しい手がそっと包み込んだ。お兄ちゃんはモニターの惨状を一瞥すると、悲しそうに、でもどこか諦めを孕んだ穏やかな声で、私に語りかけた。
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