学校一のおバカ男子は、IQ200の意地悪でした。
「……これは、ハードウェアの根本的な回路破壊だね。プログラムのバグじゃない。





今から業者を呼んでも、学校祭が終わるまでには間に合わないよ。



紬、君がどれだけこの日のために努力してきたかは、よく分かってる。
だから、もう自分を責めなくていい。




……潔く中止にしよう。



僕から生徒会や先生たちには、不可抗力の事故だったと上手く説明する」



お兄ちゃんの言葉は、どこまでも優しかった。
私を守るための、大人の、完璧な配慮だった。
定規で引いたように綺麗に整えられたお兄ちゃんの世界。そこには、私の拙い努力が及ばない壁がいつでも用意されている。




でも、その「優しい中止の提案」は、私の心にトドメを刺した。

中止、という言葉が、何度も私の頭をよぎる。
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