初恋は20歳年上の要くんでした
「え?筆記体?」

私は思わずびっくりしてしまった。こんなに上手に書けるなんて。

私でも書けないのに。

私は1から10までの英語をマスターしてるから読めるが、父に教わってなかったらきっと、読めてなかっただろう。

その手紙には、筆記体でこう綴られていた。

「莉子へ。

進級おめでとう。

お父さんはもう居ないけど、頑張ってね。

今、莉子が疑問に思ってること、当ててあげる。

なぜお母さんが英語で書いているのか。でしょ?

どうせお父さん、教えてないだろうから教えてあげる。

私はアメリカ出身なの。

お父さんは高校生で留学して、私と出会ったの。

お父さん、厳しい人って思うかもしれないけど、そうじゃないんだよ。

本当は優しいの。

私が厳しくしてあげてって言っただけ。

大倉家の子として、厳しくしないといけないから。

あなたの顔がハーフっぽく無いのは大倉家の血筋が強い証ね。

お父さんからも何か言いたいこと、あるかもよ。

お父さんからの手紙、見てあげて。

メリー」
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