初恋は20歳年上の要くんでした
第3章 要くん
翌日。

父の手紙の住所を元にその家へと向かった。

「ここだ」

普通の家だ。

一般の。

インターホンを鳴らした。

家に居るのかな…

「…はい」

「あ、あの、大倉莉子です」

伝わるのかな?

ガチャ

すぐに開けてくれた。

男性の人が出てきた。

身長は高くて、まるで大河ドラマに出てくる織田信長みたいな強そうな見た目だ。

でも笑ったら優しそうだ。

「…やっと来たか」

その声が小さすぎて聞こえなかった。

「はい?」

「いや、なんでもない。上がりな。莉子」

いきなり呼び捨て?と思ったが、気にしないことにした。

「…お、おじゃまします。」
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