きみが窓を見なくなるまで
放課後、みなみは先生に呼ばれていた。

私は鞄を持ち、廊下の窓際で待つことにした。

昨日は待ってもらったから、今日は自分が待てばいい。

階段へ向かう生徒を眺める。

窓ガラスに、教室の明かりが薄く映っていた。

その中に、結んだ自分の髪も見える。

少し横を向いてみる。

朝より、結び目が下がっていた。

指で直そうとしたとき、教室の扉が開いた。

高木くんが出てきた。

私はすぐに手を下ろした。

見られたかもしれない。

髪型を確かめているところは、本を読んで笑っているところより、少し恥ずかしかった。
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