きみが窓を見なくなるまで
午後の授業中、髪をほどこうかと思った。

ゴムがきついわけではない。

頭が痛いわけでもない。

ただ、何度も気にしてしまう自分に、少し疲れていた。

みなみは似合うと言ってくれた。

ほかの人も、変な顔はしなかった。

高木くんも、何も言わなかった。

そこまで考えて、私はペンを止める。

結局、気にしているのはそこだった。

似合うと言ってほしかったのだろうか。

何か言われれば、それはそれで困るくせに。

私はノートの空いているところへ、次の行を書いた。

一文字目を、間違えた。
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