きみが窓を見なくなるまで
「会えると、うれしいの」
みなみは頷いた。
「うん」
「そのときは、ほんとにうれしくて。何を話したか、帰ってからも思い出して」
私は指先で、ティッシュの端を折った。
「でも、あとから考えると、全部、違うのかもしれないって」
ブレザー。
名前。
近くで聞いた声。
大切にしていたものを、自分で疑うのがつらかった。
「私だけ、違うふうに受け取ってたら……」
言葉が途切れる。
みなみが、少しだけ体をこちらへ向けた。
「その人に、好きな子がいるって」
彼女はそこで一度区切った。
「その人が、言ったの?」
私は指を止めた。
みなみは頷いた。
「うん」
「そのときは、ほんとにうれしくて。何を話したか、帰ってからも思い出して」
私は指先で、ティッシュの端を折った。
「でも、あとから考えると、全部、違うのかもしれないって」
ブレザー。
名前。
近くで聞いた声。
大切にしていたものを、自分で疑うのがつらかった。
「私だけ、違うふうに受け取ってたら……」
言葉が途切れる。
みなみが、少しだけ体をこちらへ向けた。
「その人に、好きな子がいるって」
彼女はそこで一度区切った。
「その人が、言ったの?」
私は指を止めた。