君だけを独占♡年上の君に溺れて
愛斗は少し顔を曇らせ、抱きしめる腕の力をぐっと強めた。
「……正子さん、それはやめといた方がいいです」
真剣な眼差しで見つめ返す愛斗の声には、冗談を差し挟む隙もないほどの熱が籠もっていた。
「もし僕たちが付き合ってるなんてバレたら、正子さんが周りから何を言われるか、何をされるかわからない。課長っていう立場もあるし、僕はあなたをそんな危険や変な噂に晒したくないんです」
正子が言葉を挟もうとするのを制するように、愛斗は言葉を続けた。
その瞳には、彼女を守りたいという強い保護欲と、男としての強い独占欲が入り混じっている。
「それに……秘密にしておけば、普段は誰も見られない正子さんのそのエロい姿を、僕だけが独占できるわけだしね」
耳元で少し意地悪く、けれど熱を帯びた声で囁くと、愛斗は正子の頬を優しく包み込み、そのまま指先で彼女の唇をなぞった。
「いいですか? 会社での凛とした厳しい姿も、二人きりの時にしか見せないこんなに乱れた姿も……絶対に他の男に見せるなよ」
低い声で念を押すように告げられたその言葉に、正子は思わず身体の奥が熱くなるのを感じ、愛斗の胸にそっと額を
愛斗の胸に額を預けたまま、正子は小さく吐息を漏らした。普段は部下たちの前に立ちはだかる厳格な上司としての矜持が、彼の腕の中で心地よく解けていく。自分を庇い、慈しみ、そして激しい独占欲を隠そうとしない青年の熱が、直に肌へと伝わっていた。
「でも、あなたの言う通りね。私を一番知っているのは、あなただけでいいわ」
正子が顔を上げ、少し湿り気を帯びた瞳で愛斗を見つめ返すと、愛斗の口元に満足げな笑みが浮かんだ。彼は正子の腰をしっかりと抱き寄せ、開いたワイシャツの隙間から覗く鎖骨へ、刻印を刻むように熱い唇を押し当てた。
「……っ、愛斗……もうすぐ昼休みが終わるわ……」
「わかってますよ。でも、もう少しだけ」
愛斗は名残惜しそうに唇を離すと、手際よく彼女のワイシャツのボタンを留め直し、乱れた衣装を整えていった。指先が肌に触れるたび、正子の体に微かな戦慄が走る。仕事をこなす時と同じ完璧な手つきで彼女を元通りの「上司」へと戻していくそのギャップが、正子の胸をさらに締め付けた。
身なりを整え終えた正子は、ゆっくりと深呼吸をしていつもの凛とした表情を取り戻すと、愛斗に向き直った。
「それじゃあ、今夜の待ち合わせはいつもの場所で。遅れないでね、末山くん」
「かしこまりました、加山課長」
時計の針が夕暮れを示し、オフィスビルを包む喧騒が少しずつ落ち着きを見せ始めた頃。
定時を迎えると同時に、愛斗は手際よくデスク周りを片付け、パソコンをシャットダウンした。
フロアを見渡すと、西野や西山はまだ残業の書類作業に追われているようだった。二
人は時折、愛斗のデスクの方をチラチラと気にしている。だが、愛斗は彼女たちの視線に気づかないふりをして立ち上がり、フロアを後にした。
指定された待ち合わせ場所は、駅から少し離れた静かな住宅街にある、隠れ家風のバーの裏手だった。
周囲に人影がないことを確認して待っていると、ほどなくして黒いトレンチコートを纏った正子が静かに姿を現した。会社を出る時とは違う、少しラフでありながらも大人の色香漂う私服姿に、愛斗の胸が高鳴る。
「お待たせ、愛斗」
「いえ、僕も今来たところです。行きましょう、正子さん」
二人は並んで歩き、数分ほどで正子の所有する高級マンションへと辿り着いた。
オートロックの扉が静かに開き、エレベーターで最上階へ。部屋の鍵が開けられ、中へ足を踏み入れた瞬間、愛斗は待ちきれないといった様子で正子を背後から強く抱きしめ、その首筋に顔を埋めた。
「っ……急にどうしたの、まだ玄関よ」
「ずっと我慢してたんです。会社であんな風に澄ました顔で仕事してる正子さんを見てたら、早く二人きりになりたくて仕方がなかった」
愛斗の低い声が耳元で響き、正子は甘い痺れが全身を駆け抜けるのを感じた。コートを脱ぎ捨てる間もなく、愛斗は正の唇を奪うように深く、熱いキスを重ねる。
そのままリビングのソファへと押し倒されるようにして、二人はもつれ合うように身を委ねた。
昼間の冷厳な課長としての仮面は完全に剥ぎ取られ、愛斗の愛欲に溺れていく甘い吐息と艶やかな声だけが、静かな部屋に溶けていく。
「愛斗……もっと……強く抱いて……」
「言うまでもないですよ。今夜は朝まで、一秒たりとも離しませんから」
誰の目も届かない聖域で、二人の狂おしくも深い夜が、静かに幕を開けたのだった。
「……正子さん、それはやめといた方がいいです」
真剣な眼差しで見つめ返す愛斗の声には、冗談を差し挟む隙もないほどの熱が籠もっていた。
「もし僕たちが付き合ってるなんてバレたら、正子さんが周りから何を言われるか、何をされるかわからない。課長っていう立場もあるし、僕はあなたをそんな危険や変な噂に晒したくないんです」
正子が言葉を挟もうとするのを制するように、愛斗は言葉を続けた。
その瞳には、彼女を守りたいという強い保護欲と、男としての強い独占欲が入り混じっている。
「それに……秘密にしておけば、普段は誰も見られない正子さんのそのエロい姿を、僕だけが独占できるわけだしね」
耳元で少し意地悪く、けれど熱を帯びた声で囁くと、愛斗は正子の頬を優しく包み込み、そのまま指先で彼女の唇をなぞった。
「いいですか? 会社での凛とした厳しい姿も、二人きりの時にしか見せないこんなに乱れた姿も……絶対に他の男に見せるなよ」
低い声で念を押すように告げられたその言葉に、正子は思わず身体の奥が熱くなるのを感じ、愛斗の胸にそっと額を
愛斗の胸に額を預けたまま、正子は小さく吐息を漏らした。普段は部下たちの前に立ちはだかる厳格な上司としての矜持が、彼の腕の中で心地よく解けていく。自分を庇い、慈しみ、そして激しい独占欲を隠そうとしない青年の熱が、直に肌へと伝わっていた。
「でも、あなたの言う通りね。私を一番知っているのは、あなただけでいいわ」
正子が顔を上げ、少し湿り気を帯びた瞳で愛斗を見つめ返すと、愛斗の口元に満足げな笑みが浮かんだ。彼は正子の腰をしっかりと抱き寄せ、開いたワイシャツの隙間から覗く鎖骨へ、刻印を刻むように熱い唇を押し当てた。
「……っ、愛斗……もうすぐ昼休みが終わるわ……」
「わかってますよ。でも、もう少しだけ」
愛斗は名残惜しそうに唇を離すと、手際よく彼女のワイシャツのボタンを留め直し、乱れた衣装を整えていった。指先が肌に触れるたび、正子の体に微かな戦慄が走る。仕事をこなす時と同じ完璧な手つきで彼女を元通りの「上司」へと戻していくそのギャップが、正子の胸をさらに締め付けた。
身なりを整え終えた正子は、ゆっくりと深呼吸をしていつもの凛とした表情を取り戻すと、愛斗に向き直った。
「それじゃあ、今夜の待ち合わせはいつもの場所で。遅れないでね、末山くん」
「かしこまりました、加山課長」
時計の針が夕暮れを示し、オフィスビルを包む喧騒が少しずつ落ち着きを見せ始めた頃。
定時を迎えると同時に、愛斗は手際よくデスク周りを片付け、パソコンをシャットダウンした。
フロアを見渡すと、西野や西山はまだ残業の書類作業に追われているようだった。二
人は時折、愛斗のデスクの方をチラチラと気にしている。だが、愛斗は彼女たちの視線に気づかないふりをして立ち上がり、フロアを後にした。
指定された待ち合わせ場所は、駅から少し離れた静かな住宅街にある、隠れ家風のバーの裏手だった。
周囲に人影がないことを確認して待っていると、ほどなくして黒いトレンチコートを纏った正子が静かに姿を現した。会社を出る時とは違う、少しラフでありながらも大人の色香漂う私服姿に、愛斗の胸が高鳴る。
「お待たせ、愛斗」
「いえ、僕も今来たところです。行きましょう、正子さん」
二人は並んで歩き、数分ほどで正子の所有する高級マンションへと辿り着いた。
オートロックの扉が静かに開き、エレベーターで最上階へ。部屋の鍵が開けられ、中へ足を踏み入れた瞬間、愛斗は待ちきれないといった様子で正子を背後から強く抱きしめ、その首筋に顔を埋めた。
「っ……急にどうしたの、まだ玄関よ」
「ずっと我慢してたんです。会社であんな風に澄ました顔で仕事してる正子さんを見てたら、早く二人きりになりたくて仕方がなかった」
愛斗の低い声が耳元で響き、正子は甘い痺れが全身を駆け抜けるのを感じた。コートを脱ぎ捨てる間もなく、愛斗は正の唇を奪うように深く、熱いキスを重ねる。
そのままリビングのソファへと押し倒されるようにして、二人はもつれ合うように身を委ねた。
昼間の冷厳な課長としての仮面は完全に剥ぎ取られ、愛斗の愛欲に溺れていく甘い吐息と艶やかな声だけが、静かな部屋に溶けていく。
「愛斗……もっと……強く抱いて……」
「言うまでもないですよ。今夜は朝まで、一秒たりとも離しませんから」
誰の目も届かない聖域で、二人の狂おしくも深い夜が、静かに幕を開けたのだった。
