それぞれ、君への恋心



『いい加減、授業まじめに出てよ!
あたし、サクラが出てくれないと先生に合わす顔ないよ…』



と、まぁ。
こいつは俺のこと『サクラ』と呼ぶ。






こいつだけ俺を『サクラ』と呼ぶ。





それが、たまらなく嬉しくて





たったこの3音がたまらなく幸せなんだ。




「お前も暇だよな~
毎日俺にちょっかいかけてきてよ。

あ、俺のこと好きとか?笑」








『ばか笑
あたし級長さんですから!』





それを聞くと落ち込む。





冗談ぽく言った本音ってことを自覚させられた。










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