黄昏時、もう一度君に恋をした。
Chapter1

地獄のような日々

もう一度君に会いたいと願ったあの日から、私は何度だって君に恋をした。




–––バッシャーン!



突然頭上から降ってきた水に、一瞬にして私の全身はずぶ濡れになる。


何が起きたのか理解できない頭に、扉の向こうから聞こえる複数人の笑い声と去っていく足音だけが響いていた。


鍵を開けて外に出ると、そこには水色のバケツが転がっていた。


トイレの鏡に映る、虚な顔をしたびしょ濡れの少女と目が合う。



「…あ、チャイム」



どのくらいぼーっと鏡を見つめていたのか、ふと聞こえてきたチャイムの音で我に返る。


とりあえず肌に張りついて気持ち悪いワイシャツだけ脱いで、洗面台で水を絞ってからもう一度着る。


教室まで行かないとジャージに着替えられないけど、こんな格好で教室に戻ったらクラスメイトたちからは冷たい視線で見られ、先生は見て見ぬふりをしてくるだろう。
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