黄昏時、もう一度君に恋をした。
私が虚しい思いをするだけのことはわかりきっている。


だから彼女たちも、懲りずに私をいじめてくるのだから。


とは言え、こんな格好で行けるところなんて限られてくる。


人がいないことを確認してから、廊下を小走りで移動しながら屋上に向かう。


屋上は本来なら立ち入り禁止となっているけど、鍵が壊れて誰でも外に出ることができることを私は知っている。


重い鉄の扉を開けると、少し冷たい春風が私のポニーテールを揺らしてきた。


ここにいれば、濡れた制服も一時間もすれば多少乾くかもしれない。


ついでに濡れた髪も乾かそうと、ゴムを解いて胸元まである髪を下ろして仰向けに寝転がる。


すっと目を閉じて思い出すのは、青空に負けないくらい眩しい彼の笑顔だった。


今頃、相変わらずたくさんの人に囲まれて楽しい学校生活を送っているんだろうな…。


私の地獄のような日々とは違って。


なんのために毎日学校に来て、息をして生きているのか、私はもうわからなくなってしまった。
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