キスするくせに、彼氏じゃない。
「連絡先、聞いてもいい?」

 

律の目が、わずかに開いた。

 

私は慌てて続けた。

 

「本。読み終わったらって言ってたから。学校で会えるかわからないし」

 

会える。

今日だって、朝も放課後も会った。

 

自分で言った理由の弱さに、顔が熱くなった。
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