キスするくせに、彼氏じゃない。
私はしゃがみ、靴箱の端を目印に線を引いた。

瀬川くんが隣へ来る。

 

「そこ、狭く描きすぎかも」

「このくらいじゃない?」

 

彼がプリントをのぞき込んだ。

 

肩が触れる。

 

ほんの一瞬だった。
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