キスするくせに、彼氏じゃない。
しばらく既読だけがついていた。

うまく伝わらなかったかもしれない。

言い足そうとしたところで、返事が来た。

 

『明日聞く』

 

私はその四文字を見つめた。

 

明日。

学校で会って、話す。

 

それが当たり前みたいに書かれている。

 

『うん』

 

返してからスマートフォンを伏せた。

 

もう一度、本を開く。

気になった場面を探して、今度はゆっくり読み直した。

 

*
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