キスするくせに、彼氏じゃない。
昼休み、私は教室の端でスマートフォンを開いた。

 

『風邪、大丈夫?』

 

今度は、消さずに送った。

 

画面を伏せる。

パンの袋を開ける。

一口食べてから、また画面を見る。

 

返事はなかった。

 

寝ているのかもしれない。

そう思いながらも、通知が来るたびに指が動いた。
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