キスするくせに、彼氏じゃない。
「それ、正門まで結構ある」
すぐ横から声がした。
顔を上げる。
開いた扉のそばに、背の高い男子が立っていた。
同じ学校の制服。
緩めたネクタイに、片方の肩だけにかけた鞄。片手には閉じた文庫本を持っている。
私を見ていたのは、ほんの一瞬だった。
すぐ横から声がした。
顔を上げる。
開いた扉のそばに、背の高い男子が立っていた。
同じ学校の制服。
緩めたネクタイに、片方の肩だけにかけた鞄。片手には閉じた文庫本を持っている。
私を見ていたのは、ほんの一瞬だった。