【続】好きだよっ、先生!
ハンドルを握る先生を見つめながら、私は口を開いた。
「先生はさ、私と付き合ってること誰にも言ってないでしょ……?」
ちなみに私の周りで知ってるのは、美咲、早坂くん、朝倉くん、あとはお母さん。
すると先生は丁度赤信号で止まった瞬間に、こっちを向いて。
「学年主任には言ったけど」
「へぇ。………え、えぇ!?」
驚いて、一度頷いた私は、再び先生に視線を向けた。
…学年主任って、あの堅物おじさん先生だよね、話の長いで有名な。
「だ、大丈夫だった?いじめられたりしてない!?」
「あの人堅いけど根はいい人だよ。なんで俺がいじめられるんだよ…それに、隠してコソコソ生活すんのも嫌だろ?」
「そう、なんだ。びっくりだよ!!」
「ま、俺の普段の仕事ぶりがいいからだな。まーた変な心配してんのか~!」
そう言って先生は、片手にハンドルを置いたまま、私の髪の毛をクシャクシャッと撫でた。
だって、先生のお仕事の邪魔にならないかが心配で…