没落ラブプラン
君との出会いは
あれからミナさんとは集合場所について連絡を取り合った程度で、それ以外の会話はない。
約束の日の朝になっても、特に連絡はなかった。
……もしかして、騙されてる?
急に不安になってきた。
まあ、来なかったら一人でかき氷でも食べて帰ろう。
そう自分に言い聞かせて、夕方、家を出た。
午後六時五十五分。
待ち合わせのカフェに到着した。
辺りを見渡してみるが、それらしき人物は見当たらない。
ぼんやりと街の灯りを眺めていると、突然、目の前に一人の男が現れた。
……え。
写真と同じ。
いや、写真よりかっこいいんですけど。
「遅くなってすみません。シズさんでしょうか」
耳に心地よく響く、低い声。
急いできたのだろうか。
スーツの上着を片腕に抱え、白いシャツの襟元が少し乱れていた。
「あの……」
もう一度声をかけられて、ようやく自分が見惚れていたことに気がついた。
「はいっ! シズです!」
思った以上に間の抜けた大声が出てしまった。
……恥ずかしい。
じわじわと顔が熱くなる。
ミナさんは私の目を見て、ふっと笑った。
「明るい方ですね。中に入りましょうか」
そう言って、自然な仕草でカフェの扉を開けてくれた。
「どうぞ」
……なに、このスマートな人。
本当に将来の夢、無職なの?
約束の日の朝になっても、特に連絡はなかった。
……もしかして、騙されてる?
急に不安になってきた。
まあ、来なかったら一人でかき氷でも食べて帰ろう。
そう自分に言い聞かせて、夕方、家を出た。
午後六時五十五分。
待ち合わせのカフェに到着した。
辺りを見渡してみるが、それらしき人物は見当たらない。
ぼんやりと街の灯りを眺めていると、突然、目の前に一人の男が現れた。
……え。
写真と同じ。
いや、写真よりかっこいいんですけど。
「遅くなってすみません。シズさんでしょうか」
耳に心地よく響く、低い声。
急いできたのだろうか。
スーツの上着を片腕に抱え、白いシャツの襟元が少し乱れていた。
「あの……」
もう一度声をかけられて、ようやく自分が見惚れていたことに気がついた。
「はいっ! シズです!」
思った以上に間の抜けた大声が出てしまった。
……恥ずかしい。
じわじわと顔が熱くなる。
ミナさんは私の目を見て、ふっと笑った。
「明るい方ですね。中に入りましょうか」
そう言って、自然な仕草でカフェの扉を開けてくれた。
「どうぞ」
……なに、このスマートな人。
本当に将来の夢、無職なの?