溺愛警報発令中!〜白馬の王子様は、一人だけ。〜

朝

「姫奈、起きて〜!」

いつも通りの優しいお母さんの声が一階から聞こえてくる。

「起きてるよ〜」

そう。いつもはちょっぴり寝坊しがちな私だけど今日はバッチリ起きている。

なんせ今日は…中学はじめだもん!

一階に降りる。

「おはよう、姫奈!」

「…おはよう」

「おはよー、お姉ちゃん!」

美人で優しいお母さんと、クールでかっこいいお父さん、そしてかわいい妹の紗姫。

みーんな、私の自慢の家族だ。

「さ、朝ごはん食べて!」

お母さんのとっても美味しいご飯を食べる。

でも…

「お姉ちゃんとこうして朝ごはん食べるのもしばらくないかぁ…寂しいなぁ」

そう、私が今日から通う中学は全寮制。

ここから少し距離もあるから夏休みなどの長期休みにしか帰ってこれない。

家族と離れるのはとってもさみしいけど耐えなきゃね。

「でも長いお休みのときには帰ってくるからさ、大丈夫!」

「…風邪引くなよ」

普段無表情なお父さんも今日はとっても心配そうにしてくれている。

「そうそう、体だけは気をつけてね!健康第一、だよ!」

「うん、わかってるよ!お父さんとお母さんこそ気をつけてね!」

そうして朝ごはんを食べ終わった。
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