気になる彼の裏の顔。
No.0 プロローグ
私のクラスには、学校一の王子様がいる。
一ノ瀬 零くん。
超がつくイケメンで、透き通るような銀髪に耳元で光る沢山のピアス。
文武両道で、テストはいつも首席。
常に笑顔で優しくて、言葉遣いも丁寧で。
とにかく完璧って感じの人。
あの日は偶々、先生の手伝いだった。
視聴覚室に入ったら、先客がいたみたいで。
「はぁ、まじだる」
そんな低めの低音ボイスに、私は足を止めた。
その声の主であろう・零くんは………………
見たことないくらい面倒くさそうに溜め息をついて、髪をかきあげていたんだ。
「し、心臓止まっちゃうってっ………」
秘密を知った超絶ピュアな平凡女子は
「はっ、お前は俺だけ見てればいいんだよ」
王子様という猫かぶりダウナー男子に
捕まってしまったみたいです。