お隣さんの距離感がバグってます!
カーテン越しのおはよ
コンコン、とガラスが小刻みに鳴る
毎朝7時
目覚まし時計の代わりに私の部屋の窓を叩くのが、彼――
幼馴染の空の合図だった
私、鈴音の部屋の窓と、空の部屋の窓は、手を伸ばせば届きそうなくらいとなり合っている
家が隣同士で、生まれた時からずっと一緒
それが私たちだった。
「んぅ……起きてるってば……」
眠い目をこすりながらベッドから這い出し、カーテンを開けて窓をガラッと開ける。
そこには、すでにカッターシャツに着替えた空が、窓枠に肘をついてこちらを見下ろしていた
寝癖が少し跳ねているのが、いかにも朝の空らしい
< 1 / 79 >