お隣さんの距離感がバグってます!

カーテン越しのおはよ







コンコン、とガラスが小刻みに鳴る


毎朝7時


目覚まし時計の代わりに私の部屋の窓を叩くのが、彼――


幼馴染の空(そら)の合図だった


私、鈴音(すずね)の部屋の窓と、空の部屋の窓は、手を伸ばせば届きそうなくらいとなり合っている


家が隣同士で、生まれた時からずっと一緒


それが私たちだった。


「んぅ……起きてるってば……」


眠い目をこすりながらベッドから這い出し、カーテンを開けて窓をガラッと開ける。


そこには、すでにカッターシャツに着替えた空が、窓枠に肘をついてこちらを見下ろしていた


寝癖が少し跳ねているのが、いかにも朝の空らしい
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