お隣さんの距離感がバグってます!
ドカッ、と隣の席にカバンが置かれた。


「……よ」


聞き慣れた低い声にパッと顔を上げると、そこには少し気まずそうに、だけどどこか嬉そうに口元を緩めている空が立っていた。


「えっ……空!?」


「静かにしろって。……マジかよ、隣かよ」


空はそう言いながら、照れ隠しに窓の外を向いた


学校では普通にするって決めたのに、まさか24時間いつでも目が合う、15センチ隣の『特等席』になってしまうなんて


授業中、絶対に意識しちゃうに決まってる


そんなドキドキの席替えがあった日の放課後


私は頼まれていた資料を届けるために、生徒会室の重いドアを叩いた


「失礼します……」


ドアを開けた瞬間、室内のピリついた空気に肌が粟立つ


そこは、学校の「生徒会室」の形を借りた、最狂の組織『黒曜』の司令部だった
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